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投稿・私の性告白

悦楽のレッスン(1)

女性の手や腕をチラ見し妄想していた

悦楽のレッスン(1)
イラスト・羽鳥詩亜

 真夏。新宿までの通勤に使っている小田急線の車内は、冷えすぎる冷房と激しい混雑のために、ただの苦痛の空間でしかありません。
 しかし、ノースリーブの服を着た妙齢のかわいらしい女性が立っているのが見えた途端、それは至福の時へと変わっていくのです。
 実はワタシは、女性の手や腕を見るだけで性的興奮を覚える、いわゆる「手、腕フェチ」なのであります。
 袖のない、腕をむき出しにした服を着た若く美しい女性を見ると、ただそれだけでたまらないほどの感情が湧いてきます。吊革を掴むその手や腕を見ているだけで鼻息が荒くなり、下半身が熱くたぎってくるのです。
 中央林間駅では多くの客が入れ替わります。それを利用し、さりげなさを装いつつ彼女の側へ近づき、すぐ右隣に立ちました。
 といって、痴漢行為をするわけではありません。網棚にバッグを乗せ、文庫本を読んでいるようなフリをしながら、手や腕をチラチラと横目で鑑賞。そして、いろいろと頭の中で邪なことを妄想するのです。
 大学生でしょうか。ツヤツヤの長い黒髪がサラリと伸び、今時珍しい清楚な感じのする、小柄で色白の美しい女性です。
 白いボーダーが入った薄い青のノースリーブに白のスカート姿。服に合わせたブルーの靴下に真っ白のスニーカーがとてもさわやかでかわいらしい。
 茶色の小さいポシェットのひもを引っ掛けた右の丸い肩から細長い腕が伸び、吊革を掴んでいます。幸運なことに、右腕の脇を覗くとほんの少しだけブラジャーの生地が見えました。
 赤ちゃんのような肌理の細やかな腕の皮膚が窓から差し込む朝の光に照らされ、キラキラと光ってまぶしいほどです。
 色白の甲の表面にはデザイン画のように薄い静脈の流れが何本も浮かび、そして5本の指は細く長く、しかもワタシが嫌いな赤い爪ではなく素のままなのがうれしいのです。
 さぁ、それでは、ひとときの至福の妄想を始めましょうか。
 まずはその小さく丸い肩を甘噛みします。ゴム鞠のように弾力のあるそこに傷をつけないよう注意しながら歯で味わいます。しばらく楽しんだあとは、舌全体を使ってヌメヌメと両方の肩の表面を舐めまわすのです。
 そして脇の下へと舌を滑り込ませていけば、脱毛しているのか、ザラザラとした毛穴の感触は一切舌先には伝わってはきません。
 彼女はイヤイヤをするように逃れようとするのでしょうが、でも一方では快感を期待して、決して吊革から手を離そうとはしません。
 少しだけ、汗の甘酸っぱい香りが漂っています。 (つづく)

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