アダルトサンスポ・フジ
投稿・私の性告白

送り狼に変身した夜(1)

マフラーを突然、するっと取り上げた

送り狼に変身した夜(1)
イラスト・とやまみーや

 夜の9時にはすべての授業が終了する。そして、あらかたの生徒、講師が帰るのは夜の10時半。残っているのは、延長授業中の部下とその生徒だけだ。
 熱心に指導するのはいいが、すでに11時半を回っている。ようやく事務室に部下が戻ってきた。
 「生徒はもう帰した?」
 「はい、帰しました」
 「で、もう終電ないんじゃない?」
 「え? そんな時間ですか、やばい」
 人ごとのように言う部下を私はじっと見る。
 「あ、すみません」
 もう癖になっているような物言いだ。私は苦笑いして言う。
 「いいよ、いいよ、車で送るからさ」
 こうして私は、実家暮らしの部下を送る羽目になるのだ。
 この部下は、私の勤務する学習塾に今年の春、新卒で入社して9カ月。技術的にはまだ未熟ではあるものの、生徒を思って働く姿には期待が持てた。
 「さて、じゃあ帰りますか?」
 「いつも助かります」
 いや、もう予定調和になってるからね…と心で呟きながら、私は長めのマフラーを首にかけ、外に出た。
 裏の駐車場に停めてある軽自動車のエンジンをかけ彼女が来るのを待つ。
 「お待たせしました。うわー、あったかい」
 ブラウンのハーフコートを着た彼女が助手席に滑り込んでくる。実家までは40分の道のりだ。担当生徒の話を喜々として語る彼女に、相づちを打ったり、アドバイスをしたりしながら車を走らせる。
 ここで彼女のことを紹介しておこう。年は22歳で標準体形。担当教科は国語で、やや勝ち気。私が面接練習で受験生にきつく突っこむと、横で見ている彼女は「生徒がかわいそう」と言う。「そんな言い方ないです」と食ってかかるくらいだ。
 実家正面に到着した。
 「着いたよ」
 「えー、もう着いちゃいました?」
 なにやら不満げだ。
 「もっと生徒のことについて聞きたいことがあるんだけどな」
 半年も経つと、敬語とタメ語が混在した言い方になる。
 「また今度だね。俺、明日、早朝特訓あるから」
 「あ、期末テスト当日の直前早朝特訓ですね。それって、ほんとに効果あるんですか?」
 「うーん、受けてる生徒は効果があるって言ってるよ。直前も直前だから、短期記憶にぶち込んで、忘れる前にテストを受けるって感じだしね」
 「ふーん」
 納得のいかない感じでこちらを見ていた彼女が、突然、首に巻いた私のマフラーをするっと取り上げた。
 …え!? と一瞬面食らう。 (つづく)

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